2019年度早大学院入試
本年の入試で特に変わったこととかなかった早大学院の入試について解説しようと思います。過去問やる時に参考にしてみてください(あまりあてにならないけど)。
英語
大問A いつもの物語文って感じですね。そんなに難しくないです(私見)。前後把握をきちんとすれば問題が解けるって感じ。問13は本文読まずとも品詞と文脈で読めるので時間がなければそこを優先して解きましょう。
大問B 文章は短めです。文法や英語の基本的な知識を問う問題が多いので、確実に得点できるようにしましょう。本文を読む前に問題をざっと把握するといいです。
※英語は得意なので解説テキトーです。
国語
全体:私が塾の自己採点でわかった得点的には、いつもの学院っていう感じでしょうか。文章が堅いなという印象ですね。
大問一 「『文系学部廃止』の衝撃」吉見俊哉
「なぜSonyはappleになれなかったのか?」など、題材は読んでいておもしろいと思いました。
問1 漢字は 湾岸、愉快、余儀 都立より簡単でしたw すべて常用漢字
記号系はすべて「適切でないもの」「合致しないもの」を選ばなければいけないので、気を付けましょう。
問5 後の一文を見て、「東京オリンピック」とあるため、一九「六〇」年代と埋められるでしょう。
問6 「右肩」上がりという穴埋めが慶應みたい。
問7 珍しく短文の記述が出ました。正直本番は捨ててもいいです。
大問二 「探検家の憂鬱」角畑唯介
問1 漢字は おもわく、逸脱、険しい そんなに難しくない
問2 「行為をしている時にノンフィクション性を成立させること」→イ「旅を文章化する意図の基づいて、旅をしながら頭の中で文章を考えるということ」
問4 「表現の究極性を求めるあまり、一か八かの解決策の方を選ん」だことと同じ内容をより簡潔に表現している部分を17字で→「一か八かの解決策を選んで生き残った」
問5 「行為がフィクション化する傾向」がもたらす最悪の結果として想定されているのは「ヤラセ」
問6 空欄Aには「具体的」を入れる。
問8 知識問題「刻一刻」
問9 C「表現」はD「行為」を侵食する←段落の終わり「表現を前提に行為をしているものだから、…」
大問三 古今著聞集
問1 主語一致
問2 A→ア「着るの尊敬語、お召しになる」 B→イ「与ふの謙譲語、さしあげる」
問3 アが正解。盗人も気に入らなかったような小袖を自分が着るのは癪に障る。
問4 「よも」まさか、決して、「行かじ」行かないだろう→アが正解
問5 アが正解「さながら返し置きて帰りにけりとなむ」→不要なものを無理に押し付けられてことに対する迷惑。
数学
大問1 計算
⑴繁分数の計算がややこしい。確実に取りたいが、落ち着いて計算しよう。
⑵計算ゴリ押しですね
大問2 動点
解答用紙に図示するとよい
大問3 立体図形
⑴はとりたい。あとは飛ばしても問題ない。
大問4 自然数の問題
とにかくゴリ押しでがんばる。1≦m≦nと、m,nが互いに素であることを常に頭に入れてパターンを思い浮かべる。また⑵~⑷までは自分で式を作り、⑸以降に応用する。
小論文
より良い行政の実現という観点から「軽傷の場合の救急車要請を有料化すること」の是非について賛否を示し、双方の主張に必ず触れて意見を述べる。
賛成・反対の理由は資料に書いてある内容によること。
わりと条件が多くて書きやすい内容。小論文書くのが苦手な自分でも「書けた」って思えた問題でした。
合格点
塾の先生曰くざっと180点くらいでしょうか。自分は塾の自己採点会で200点程度でした。
小論文は書きやすく、英数国はあまり難しい問題がなくて解きやすかった印象です。みなさんも過去問を解くときにぜひ参考にしてみて下さい。