難関高校へ入ろう

平成最後の春、私は難関高校に合格しました。ここでは私の体験談を踏まえ、難関国私立高校や公立トップ高校の受験について考えていきたいと思います。

平成31年度入試 日比谷高校の合格点

 今年度の日比谷高校は例年と比べてかなり難化しました。多くの科目で平均点が大きく下がり、倍率も上がり、合格点も下がりました。

 

 

各教科の平均点

 

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男子受験者平均点

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女子受験者平均点

 

【学校公式発表値】日比谷高校受験者平均点      
男子   H27 H28 H29 H30 H31
国語 63.2 76.1 71.8 62.7 53.2
数学 63.6 53.9 64.7 53.2 55.5
英語 55.7 69.1 74.7 66.7 60.4
社会 77.4 85.1 88.8 89.5 81.2
理科 87.8 82.6 87.7 87.4 92.8
3教科 182.5 199.1 211.2 182.6 169.1
5教科 347.7 366.8 387.7 359.5 343.1
素内申平均 40.2 41.3 41.2 42 -
             
女子 国語 65.9 76.7 74 66.4 53.9
数学 57.6 47.4 57.6 46.2 47.3
英語 56.8 64.7 76.5 67.9 59.3
社会 77.3 81.7 86.2 87.2 76.3
理科 86.4 78 84.4 86 90.1
3教科 180.3 188.8 208.1 180.5 160.5
5教科 344 348.5 378.7 353.7 326.9
素内申平均 - 42.6 42.7 42.6 -

 前年と比較して、国語、英語は大きく難化し、数学は去年とほぼ変わらず、理科は易化が甚だしかったです。また、社会は日比谷高校の平均点が下がったことから、都立高校全体で難しくなったのでしょう。

合格点予想

 今回の平均点を700点満点に換算すると

①男子:480点

②女子:456点

日比谷高校の受験生の素内申を42とすると、換算内申は59-62の間となります。ここでは換算内申を60とします。これを300点満点に換算すると

③内申:276点

男子ボーダーライン:①+③=756

女子ボーダーライン:②+③=732

実質倍率は2倍を切っているため、 合格点は平均点よりやや低いと思われます。そのため、実際の合格ラインは男子740点、女子720点程度となるでしょう。

倍率

 日比谷高校の実際の倍率を見てみましょう。

  男子 女子
年度 実質倍率 実質倍率
H31 1.82 1.74
H30 1.65 1.7

平成31年度入試は一次選抜

男女ともに倍率はやや上がっています。しかし、合格点に影響を与えるほどの倍率の増加は見られませんでした。

2020年度以降の合格点

 おそらく来年度以降も、日比谷高校の人気は高まり、ハイレベルな戦いが繰り広げられるでしょう。高校側も内申点に依存しない入試環境を継続して確保したいと考えているでしょうから、平均点が60点程度となるのが適当であると思います。また、理社が難化した場合、併願校が3教科入試の高校の受験生にとって不利になるでしょう。来年度は理社がいつものレベル(平均点が80点代後半)であることを期待したいです。

 今後の目標としては、英数国60点、理社90点の、5科360点程度だと思います。過去問はこの程度の点数を取れるようにしておきましょう。